独学ブログを探すのは、勉強法そのものを知りたいからではありません。市販の勉強法は読めば分かる。それでも検索するのは、「自分と近い条件の人が、実際にどのくらいで、どう進めたのか」を知りたいからだと思います。
この記事では、独学ブログをどこで探すか、どの部分を読むか、どこを真似てどこを真似ないかを整理していきます。当サイトでは他者ブログの本文を転載せず、実在しない体験談も作りません。探し方と読み方の枠組みを提供する記事です。
本文の試験に関する数値は、行政書士試験研究センターの公表内容にあたって確認し、確認日を明記しています。伝聞や他サイトの引き写しではないので、数字はそのまま計画づくりに使えます。
- 独学ブログの探し方(3つの場所)
- 読むときに見る4項目と、参考にしなくてよい2項目
- ブログ情報を鵜呑みにしないための注意点
- ブログを運営している方への掲載相談窓口
結論:ブログは「勉強法」ではなく「条件と時間の使い方」を読む

独学ブログから拾うべきなのは、使った教材名や勉強法ではなく、その人の学習開始時点の条件と、時間をどこに置いたかです。
勉強法そのものは市販テキストや解説記事で足りており、ブログにしかない情報はここだけです。
理由は単純で、行政書士試験の合格基準が割合で定められているからです。300点満点で180点、法令等244点中122点以上、基礎知識56点中24点以上。
到達点が全員同じなので、差が出るのは「どこから始めたか」と「どう時間を確保したか」だけになります。
独学ブログはどこで探すか

個人の学習記録は検索エンジンの上位に出にくく、まとめ記事や講座サイトが先に並びます。
探す場所を先に決めておくと、収集が速くなります。
場所1:ブログサービス内の検索
はてなブログ、アメーバブログ、livedoorブログなどは、サービス内の検索機能で「行政書士 独学」と絞り込めます。
日付順に学習記録が並ぶため、進捗の実態と挫折しかけた時期がそのまま読めるのが利点です。
検索エンジン経由だと更新の止まったブログが埋もれますが、サービス内検索なら新着順で並べ替えられるため、現在進行形で受験している人の記録に当たりやすくなります。
場所2:note
noteには、合格後に振り返ってまとめた長文の記事が集まりやすい傾向があります。教材の使い方、失敗の総括、時期ごとの配分など、1本で全体像がつかめる記事を探すならこちらが向いています。
一方で、有料記事も多いため、購入前に無料部分でその人の条件(学習経験・確保時間)が明記されているかを確認しておきましょう。
条件が書かれていない記録は、自分に当てはめようがありません。
場所3:SNSの学習記録
「行政書士試験」「行政書士独学」などのハッシュタグでは、日々の学習時間や進捗を投稿している人が見つかります。長文の分析はありませんが、継続の様子と学習量の実感をつかむには最も速い方法です。
試験直後(11月)と合格発表直後(1月下旬)に投稿が集中するため、この時期に見ると情報量が多くなります。
令和8年度試験は2026年11月8日、合格発表は2027年1月27日です。
ブログのどこを読むか:見る4項目・見なくていい2項目

読む箇所を決めておくと、1本あたり数分で必要な情報を抜けます。
逆に、参考にすると判断を誤る項目もあります。
※表は横にスクロールできます。
| 項目 | 見るべきか | 理由 |
|---|---|---|
| 学習開始時点の条件(法学部か、他資格の経験、職業、家庭状況) | 見る | 必要時間がここで数百時間変わる。条件が近い人の記録だけが参考になる |
| 学習を固定した時間帯(早朝・通勤・夜) | 見る | 合計時間より再現性が高い。自分の生活に移植できる |
| 科目の着手順と、詰まった箇所 | 見る | つまずく場所は共通しやすく、先回りできる |
| 教材の周回数と、やめた教材 | 見る | 「何を使ったか」より「何を捨てたか」に情報がある |
| 合計勉強時間(◯◯時間で合格) | 見なくてよい | 開始時点の知識量に依存し、他人には移植できない |
| 本試験の得点 | 見なくてよい | 年度ごとの出題難易で変動し、比較の基準にならない |
「600時間で合格しました」という記述に意味があるのは、その人の開始時点の条件が自分と近い場合だけです。
条件が書かれていない合計時間は、参考値としては使えません。
ブログ情報を鵜呑みにしないための3つの注意点

個人の記録は一次情報として価値がありますが、そのまま判断材料にすると誤ります。
次の3点を前提に読んでください。
注意1:残っているのは成功例に偏る
公開され続けるのは合格した人の記録が中心で、途中でやめた人の記録はほとんど残りません。「独学で合格できた」という記事を何本読んでも、それが平均像を示しているわけではありません。
参考までに、令和7年度(2025年度)試験は受験者50,163人・合格者7,292人・合格率14.54%でした(行政書士試験研究センター)。
独学者だけの合格率は公表されていないため、ブログ上の成功例から独学の成功率を推定することはできません。
注意2:年度が古いと制度が違う
令和6年度試験から出題科目の区分が「一般知識等」から「基礎知識」に変わり、行政書士法など業務に関連する諸法令が明示的に加わりました。それ以前の合格体験記に書かれた一般知識対策は、現行の試験構成とずれています。
記事の投稿日と、受験した年度を必ず確認しておきましょう。
教材名も毎年改訂されるため、書かれているテキストがそのまま最新版とは限りません。
注意3:引用するときは出典を明記する
読んだ内容を自分のブログやSNSでまとめる場合、本文をそのまま転載することはできません。引用は、必要な範囲にとどめ、引用部分を明確に区別し、出典(ブログ名・記事タイトル・URL)を示すという要件を満たす必要があります。
当サイトも同じ方針で運営しており、他者ブログの本文を無断で掲載することはしていません。
詳細は記事制作ポリシーに記載しています。
ブログを読んだあと、何に落とし込むか

読んだだけでは進みません。拾った情報は、次の3つのどれかに変換しておきましょう。
- 固定する時間帯を1つ決める:条件が近い人が朝型で成功しているなら、まず朝を試す。合計時間ではなく時間帯を移植します。
- 詰まる箇所を先に把握する:民法の総則、行政法の条文量、記述式の着手時期。共通して挙がる箇所は、自分も同じ場所で止まる可能性が高いところです。
- 捨てた教材を確認する:買ったが使わなかったと書かれている教材は、自分も買わない判断材料になります。
そのうえで、科目の順番と1日の組み立ては、自分の条件に合わせて設計し直す必要があります。
他人の時間割をそのまま写しても、生活が違えば機能しません。
独学ブログを運営されている方へ
行政書士の独学に関する学習記録・合格体験記を公開されている方で、当ページでの紹介をご希望の場合は、お問い合わせからご連絡ください。
ブログ名・URL・受験年度・独学かどうかをお知らせいただければ、内容を確認のうえ検討します。
無断での本文転載は行いません。
行政書士の独学ブログに関するよくある質問

- 行政書士試験に独学で合格した人の経験はどこで読めますか?
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個人ブログサービス内の検索、note、SNSのハッシュタグの3か所が中心です。
講座サイトの「合格者の声」は受講者の記録なので、独学の参考にする目的には合いません。
- 行政書士試験に独学で受かった人の勉強時間は?
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記録によって幅があります。
比較するなら、書き手の学習開始時点の条件が明記されているものだけを選んでください。
行政書士 独学 勉強時間の目安はこちら - 行政書士ガチ勢の割合は?
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受験回数や1日の学習時間の分布は公表されていないため、割合としては答えられません。
分かっているのは、令和7年度に申込者63,845人のうち約1万3,000人が当日欠席しているという事実です。
- 独学ブログを読むだけで合格できますか?
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できません。ブログから得られるのは進め方の参考であり、出題される知識そのものではありません。
合格に必要なのは、対象年度に対応したテキストと過去問での反復です。
ブログを読む時間が学習時間を圧迫している場合は、読むのを止めるほうが合理的です。
- 「独学◯◯時間で合格」は信じていいですか?
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その人の開始時点の条件が明記されている場合のみ参考になります。
法学部出身者や宅建士の学習経験がある人と、まったくの初学者では必要時間が数百時間単位で違います。
条件の記載がない数字は、自分に当てはめないでください。
- 同じ立場の記録を探しています
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家事・育児と両立する条件での探し方と、時間帯別の組み立てをまとめています。
主婦の行政書士 独学の学習計画はこちら - 読んだあと、実際の進め方はどう組みますか?
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配点に基づく科目の順番と、1日の組み立て方を解説しています。
行政書士 独学 勉強法の全手順はこちら - 必要な勉強時間の相場が知りたいです
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学習経験別・確保時間別に幅を持たせて整理しています。
行政書士 独学 勉強時間の目安はこちら - 合格体験記からは何を読み取ればいいですか?
-
複数の記録に共通して現れる型と、人によってばらつく項目を切り分けています。
行政書士 独学 合格体験記の分析はこちら

- 試験日・合格発表日・合格基準・出題科目の区分変更・令和7年度試験結果:一般財団法人 行政書士試験研究センター(2026年8月18日確認)
- 合格基準についての補足:センターが公表しているのは「法令等科目は満点の50%以上/基礎知識科目は満点の40%以上/試験全体は満点の60%以上」という割合です。本文中の点数(180点・122点・24点)は、300点満点・法令等244点・基礎知識56点という配点を前提とした換算値で、配点自体は合否通知書で通知されます。また同センターは、試験問題の難易度により補正的措置を加えることがあると明記しています(2026年8月18日確認)
本記事は合格や短期合格を保証するものではありません。特定のブログの内容を転載・要約したものではなく、実在しない体験談を掲載することもありません。必要な学習時間や結果は、学習経験・確保できる時間によって異なります。

